「失敗しても大丈夫」
2023.06.07
こんにちは。
リオールスポーツクラブの黒川恭也です。
先日スクール生にこんな相談をされました。
「コーチ、僕サッカーをしていて失敗するのが怖いです。」
「失敗をして怒られるのが嫌なんです。」と。
僕はこの相談に対して、
「サッカーは失敗(ミス)が当たり前に起こるスポーツだよ。
でもね失敗をとりかえせるのもサッカーだよ。」
その後もそのスクール生と話していました。
そこで失敗ってなんだろうと思い今回はそのことについて書きました!
みなさんは「失敗すること」についてどんな考えを持っていますか?
- 生きていれば誰だって失敗くらいするさ
- 失敗したもん勝ち
- 失敗した数だけ成長する
くらいに前向きに考えていますか?反対に、
- 失敗は絶対にダメ!
- 失敗したら終わり!
みたいに後ろ向きに考えていますか?
僕は失敗についてどちらかというとネガティブな考え方を持っています。もちろん、失敗がダメなものだとは思っていません。
ですが、「失敗するかもしれない」って思うと体が硬直したり、足が震えたりするんですよ。
指導現場も実はいつも緊張しています笑
なので、「失敗しても大丈夫!」なんて前向きにとらえられないのが現実です。
また、「失敗するのも一つの経験だから」
「何かをはじめるなら誰だって失敗する」とよくこの言葉を聞いたことがありますよね。
もちろん、みんな進んで失敗をしたいなんて思っていないと思います。
でも、失敗を嫌がってしまうことで、選択肢を狭めたり、可能性をなくして欲しくないから「失敗しても大丈夫」と言ってくれているんだろうと思います。
「失敗しても大丈夫」と頭では理解している
もちろん、僕も「失敗しても大丈夫だ!」って頭では理解しています。
失敗したくらいで死ぬわけではないし、生活ができなくなるわけでもないから、
「失敗がダメなことではない」ってことは理解しています。
これまでの人生ほとんど失敗だらけです。日々、後悔の繰り返しです。僕は生きていますし、
今では働けているわけですから。
なので、「失敗しても大丈夫!」って言葉は頭では理解できていますよ。
でも、やっぱり失敗するかもしれないって思うと、体が固まってしまうことがあるんです。
「失敗するかもしれない」と思うと体が硬直する
これは働き出してから自覚したことなんですが、僕はやっぱり失敗に対して恐怖心があります笑
新しいことや何かをするときには失敗をしたくないなと…
指摘されたらどうしよう…」「間違えてたらどうしよう…」って考えてしまうんです。そうこう考えているうちに時間がたってしまうんです。
何度も言いますが、失敗がダメなことじゃないって頭では理解しています。
でも、失敗に対してこれだけ恐怖心があるってことや、どこかに失敗に対するトラウマでもあるのかもしれません。
無理に割り切る必要なんてない
失敗するのって怖いですよね。
周りの人からは「失敗しても大丈夫だからね!」
なんていわれても、そう簡単に割り切れないですよね。頭では理解しているんです。
「失敗しても大丈夫だ!」って。でも精神が、心がそこに追いつかないときってありますよね。
だから、無理に「失敗しても大丈夫!」なんて割り切らなくてもいいんじゃないかって思います。
本気で怖いならやらなくていいですし、
怖くても踏み出したいと思えば踏み出せばいいだけですから。踏み出せるなら踏み出してみる、
どうしても無理ならやめるというのも選択肢ではないでしょうか。
そう考えると少しは楽になりませんか?
もし、今の環境で「怖くて何もできない…」と感じるなら環境を変えてもいいんです。
怖くても頑張ろうかなって思える場所があるなら、そっちに行けばいいんじゃないかって思います。
もちろん「怖くない!失敗しても大丈夫!」って思えるのが一番でしょうけどね(笑)
でも、人間そんなに簡単に割り切って生きられる生き物ではないですからね。
僕もそうですが、みなさんも自分にとって少しでも気が楽になる選択肢をしてほしいなって思います。
本日もご読みありがとうございました!