「無知の知」
2024.09.25
こんにちは
LIALLスポーツクラブの黒川恭也です。
みなさん、「無知の知」という言葉は知っていますか?
「自分が何を知らないかを知っている」状態です。
ソクラテス大先生が提唱したものですね。
これがないと根拠のない万能感に浸り、勘違い野郎になってしまいます。
「無知の知」がないということは、
「自分が知らないことを知らない(自分が知らないことに気づいていない、
自分が知らないことを自覚していない)」
ということなので、考えてみるととても怖い状態です。
僕は社会人という立場で、サッカーコーチというお仕事をしていますが、
無知の地平線が広がっていき、
「こんなにも自分が知らないことがたくさんあるんだ」
と日々勉強する毎日です。
だからこそ、少しでもゴールに近づくために、先人の知恵を授かり、
スピードアップをはかるべく、自ら学ぶのです。
一つ方法としては本を読むということです。
一冊のなかに、先人達の知恵が書かれておりそれを好きな時に好きなものを読むことができるのです。
では、本を読みまくれば、賢くなって、良い仕事ができるようになるのでしょうか。
誰よりもたくさんの本を読めば賢くなって職務スキルが上がるのなら、
仕事ができる人間になれます。
でも、そんなことないと僕は思います。
では、何が大事なのか。
僕は、2段階あると思います。
まずは、無知の知を手に入れること。
しかしこれまた「完璧な無知の知」なんてものはありませんから、
人や成長ステージによって違います。
だから、いまの自分が想像できる最大レベルでの無知の知で良いと思います。
肝心なのは、その次です。
無知の知を手に入れたとて、「じゃあどうする?」につながらなければ意味がありません
「自分は〇〇を知らない」→「〇〇を学び、習得する」
という次の段階に進む必要があります。
「自分は〇〇を知らない」ということを自覚し、それを学ぼうと行動を開始
するとき、どういうプロセスを設計するか。
知らないことを知るときの学び方には、やり方がある気がします。
それは決して「ラクができる術」ではないし、簡単に知を手に入れることができるようなものではありません。
特定の領域の知を手に入れるためには、どんな効率的な手段をとったとしても数百時間以上はかかるだろうし、
たくさんの読書、試行錯誤、アウトプット、実践など、やらなければならないことはたくさんあります。
でも、だからこそ、
どうやれば、自分が知らないことを学び、習得することができるのか、という過程(やり方)を持っておくことが重要だと思うのです。
まとめ
僕も社会人ですが、まだまだ知らないことやできないことがたくさんあります。
しかしそれをできない、知らないで終わらせたら自分の成長にはつながりません。
大切なのは、自分が知らないことを知り、それに対してどのように取り組むかが重要です。
これは今サッカーを指導している選手たちにも同様です。サッカーの理解もそうですが、人として成長していけるように一緒に歩んでいきたいです
本日も読んでいただきありがとうございました。