LIALL運動教室が大切な理由
その①
運動神経はうまれつきではない
こどもの神経は5〜6歳で急激に成長し、 12歳で、神経系の発達は成人同様になります。
だだしここで大切なことは、
①使われる神経回路は強化されるが、使われない回路は退行化すること
②神経回路は運動によって活動が促されること
です。
つまり運動神経を高めるために必要なことは、この時期に様々な運動をすることが大切です。
スキャモンの発育曲線より
(高石昌弘 他:からだの発達-身体発達学へのアプローチ-/大修館書店1981より引用)
その② 動作の習得は
こどもの時に最も発達します。
適切な運動を適切な時期に行うことで、運動能力の向上が期待できます。
ここで大切なことは、
①いろいろな動作に挑戦すること
②そのためにも自分に足りない動きを知ること
③そしてその運動、動きを学ぶ、経験する機会を作る事
です。
発育・発達パターンと運動の図より
(宮下充正 他:子どものスポーツ医学.小児医学19:879,1986より引用)
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11歳以下脳・神経系
いろいろな動作に挑戦し、スマートな身のこなしを獲得する
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12歳〜14歳呼吸・循環系
軽い負荷で持続的な運動を実践し、スマートな動作を長続きさせる能力を身につける
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15歳〜18歳筋・骨格系
負荷を増大させ、スマートな動作を長続きさせるとともに、力強さを身につける
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19歳以上
スポーツにかかわる身体動作を十分に発達させたうえに、試合のかけひきを身につけ、最高の能力を発揮できるようにする
その③
7つのコーディネーション能力
コーディネーション能力とは…
運動、スポーツの様々な場面で行われる動作は筋力や筋持久力、パワー、持久力、柔軟性、バランス、スピード、アジリティ、クイックネスといったフィジカルを構成する諸要素を組み合わせて発現したものです。
上記のような複雑な構造を持つ動作が、よりスムースに行われるように視覚、聴覚、平衡感覚、皮膚感覚、筋感覚といった感覚器からの情報を脳・神経系でスムーズに収集・認識・処理を行い、筋肉などに指令を出すという、身体の機能全体の調整力をコーディネーション能力と言います。
【運動神経とは…】
【7つのコーディネーション能力】
ここで大切なことは、
①この能力を引き出すために色々な運動を行うこと
②その環境に身を置くことです。
その④ 身体の特徴はみんな違う
【同じ年でも身長や体重が違う】
【同じ年でも身体の硬さや筋力は違う】
ここで大切なことは、
①同じ年でも成長スピードは人によって違う
②筋力や柔軟性等フィジカルも人によって違うつまり、
③必要な運動やトレーニング・ストレッチも違うということです。